
9月末に人生で初めて骨折し(右手薬指の中手骨)、1ヶ月以上が経ちました。
順調に回復し、先日固定が外れてようやく自由に使えるようになってきました。
とはいってもまだ完治ではないので、気を使いながらの生活は続くことになろうかと思っております。
利き手だったこともあり、生活は途端に不便になりました。
放送は幸い出演許可を頂いたので、休むことにはなりませんでした。
包帯ぐるぐる巻きの男が天気予報を解説…滅多にないことかと思います(笑)
見苦しい姿をお見せし、ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。
骨折を経て感じたことを綴ります。
まず月並みですが、”当たり前の有り難み”です。
片手が使えないだけでこれほどまで不便になるのかと身に染みました。
これは新型コロナが流行し始めた当初、頻繁に耳にしたこと、感じたことではありましたが、今回このことを思い出しました。
次に、”人の温かさ”です。
これを顕著に感じたシーンは、スーパーでの買い物中です。
片手で会計やらカゴの移動やら…店員さんが状況を察知してくださり、お手伝いいただきました。
思わず涙ぐみました。
「困っている人がいたら助ける」、これを私も実行していこうと強く思います。
一番落ち込んだのは「折れている」と医者から告げられた瞬間です。
ひとまず事態をSNSに投稿し、しばらく呆然としていました。
数時間経過したあと….為す術もない状況下で、自分の思考が一気に変わった瞬間がありました。
「ヘコんでいてもしょうがない。この状況を上手く使おう。」
その後行き着いた先は、”ポジティブになろう”です。
とはいってもすぐにポジティブにはなれません。正直、最初は強がりでした。
ですが、”ポジティブになろう”と自分の中で思うことが重要。
ポジティブ思考の発言をすることによって「ポジティブだね」と言われます。
するとポジティブになった気になれるんです(笑)
でもそれで良いと思います。心を強く保つことができるからです。
(元々はどちらかというとネガティブ思考でした)
さらには色々と楽しい事が思い付きます。変なダジャレも浮かんできます(笑)
私が実践したポジティブ思考の例です。
①右手が使えないのは、左手を使えるようになるチャンス。(現在は左手で箸をバッチリ使えるようになりました。文字はうまく書けないので….”ほぼ”両利き?)
②包帯ぐるぐる巻きの姿は、注目を浴びるチャンス。(不本意ではあります。ただ実際、放送後にSNSのフォロワーさんが増えました。これぞ怪我の功名?笑)
③病院で看護師さんに声をかけられて自分の知名度を把握できたのは、骨折したおかげ。
④今日急に寒くなったけど、来週はもっと寒くなる予報なので、そのリハーサルと思おう。
まだ完全なポジティブ人間にはなれていないかもしれませんが、この先も落ち込んだときや、嫌なことに直面したときなど、このような思考の切り替えを駆使して、前向きに乗り越えていきたいと思います。
最後に…皆様からSNSやお手紙で暖かいお言葉をたくさんいただきました。
皆様からの励ましのおかげで心が救われました。
本当にありがとうございました。
今後とも”ほぼ両利きポジティブ予報士”の矢澤をどうぞよろしくお願い申し上げます。
